中村 律子さん(Hygge)

デンマーク流の空間 ”Hygge” をつくりたい

 

中村さんがスクールを展開する中で最も意識しているのが『安心安全な学びの場』。そのヒントは北欧・デンマークにあると言います。

 

 北欧の学生を教えることが多かったんですけど、一回、デンマークの学生が帰る時にすごく泣いた時があって。『デンマークは世界で一番幸せな国だと言われています。でも、ここが一番幸せでした』と、言ってくれたことがあるんです。

 

すごくありがたくて、嬉しかったのと同時に、『デンマークってどんなところなんだろう?』と思って。

それがデンマークに興味を持ち始めたきっかけでした。

 

スクール名になっているHyggeは、デンマークの言葉に由来していて、デンマークの方から教えてもらったんです。翻訳は難しいんだけど、英語でいうとCozy…心地よいっていう意味らしいです。

それだけでも表しきれないものみたいで、私、一昨年デンマークのコペンハーゲンまで体験しに行ってきたんですよ。ホテルに泊まらず民泊したんですが、オーナーのマリアさんと話している時に『これがHyggeなんだよ』って教えてもらいました。

コーヒーを飲みながら、悪いことを言わない、人のことを悪く言わないで心地よく過ごす。…そういうことHyggeだったんです。そういう心地いい、安心で安全な場を学びの中につくりたいと思いました。

みんながPICを学んで、卵からかえっていくイメージ。その思いをHyggeに込めました。

 中村さんは、PICにどんな安心安全を感じましたか。

 

PICを受けている中で嫌なことが一度もなかったんですよ、メンバーとか仕組みとかで。本当に安心安全で…いろんな安心安全の確保の仕方があるんだなと学びました。

 

例えば情報を全員に回すことも安心安全の確保の方法。

“自分だけ知らない”みたいなことがあると、情報の格差ができて、ちょっとギクシャクする組織になると思うんですよね。

だけど、情報を全員に共有する…PICで使うkintoneってこういうためにあるんだ、と感じました。

 

PICで教えるためだけの学びだけじゃなくて、チームを作るとは?とか、チームワーク溢れる社会ってどういうことなんだろう?ということを学びました。チームワークを作るということは安心安全を一人一人のメンバーに作る、確保していくということだと思うんです。そうすることによって、それぞれが応援しあえるんだということも学びました。

 

その高い視点に立ってみると、全体をマネジメントする時に安心安全が大事なんだなって。

だからリーダーの在り方っていうのをすごく学んでると思いますね。

 

 

相手を素直に応援できる幸せを

 

PICスクールHyggeで学んだ皆さんに、大きな変化が生まれていると感じると言います。

 

本当に嬉しいことに、みんな変化していったんです。それぞれのペースで自分の目的をハッキリと言語化できたり、人に頼れるようになった。困った時に自分で抱えこまなくて頼れるようになった。社内で評価されて、さらに上の仕事が回ってくるようになった。それぞれのいい変化がすごく嬉しいですね。

応援できるって一つの幸せだと思うんです。応援できる自分であるということ。自分がもし一杯一杯だったら人のことを応援できないと思うんです。でも応援できたり、その人の幸せを心から願えるっていう自分の状態、これこそ幸せだと思うんですよね。

 

この学びを必要としている人にもっと届けたいな、というのがあります。

今の自分から一歩出たいと思っている人、仲間と一緒に成長していきたい、仲間と巡り合って成長していきたいという人に、心地よく安心な場での学びを届けたいなと思っています。

 

北欧の心地よい風を浴びながら、PICで自分らしく学ぶスクールHygge。

PICが理想とする、応援しあえる世の中になればもっともっと穏やかで心地よい空間が増えるでしょう。

中村さんとHyggeが吹き込む風を感じてみてはいかがでしょうか。